在庫管理が楽になるおすすめの在庫管理アプリ 12選! 無料アプリから本格的な有料アプリを比較
在庫管理アプリを利用して在庫管理の効率を最大化したい、手軽に素早く導入したいという方は多いのではないかと思います。
最近では無料で利用できるアプリもあり、これまで紙やExcelなどでアナログ管理をしていた在庫管理をやめて、アプリを使い業務をシステム化する企業が増えてきています。
本記事では、手軽に利用できる無料アプリから本格的な有料アプリまで、おすすめの在庫管理アプリをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
在庫管理アプリとは?
在庫管理アプリとは、在庫のデータを登録し、日々の動きを管理するアプリです。
QRコードやバーコードなどと連携させることで入庫・出荷の記録はもちろん、機能がついていれば棚卸作業なども簡単に進めることができます。パソコンで使用する在庫管理システム・アプリもありますが、近年はスマホやタブレットでも利用できる在庫管理アプリが増えています。
パソコンの操作が難しいという人でも、スマホやタブレットなら簡単に操作することができますし、何より場所に関係なく使用できるのがメリットです。特に、今までエクセルを使って在庫管理表を自作していたという場合には、在庫管理アプリの導入により、作業時間が大きく短縮できるでしょう。
在庫管理アプリを選ぶポイント
実際に在庫管理アプリを選ぶ時は何を基準にしたら良いのでしょうか。必要な機能を確認していきましょう。
QR・バーコードスキャン機能
在庫側に貼り付けたQRコードやバーコードを読み取る機能がついていると、システムやアプリに自分で番号などを打ち込む手間がなくなるため、管理するのも簡単です。
在庫管理システムの中には、バーコードなどを専用のスキャナーで取り込むタイプもありますが、スマホやタブレットのカメラで撮影してそのまま取り込める仕組みなら、作業も簡単に行えます。
共有機能
各部署のデータを共有したいけれど、連携がされていない、事務所に戻ってパソコンを確認しないとわからないという場合、データ共有が可能なアプリを使用することで、その場で簡単に確認できます。
アプリの場合、ネットを使用しているため、ほぼリアルタイムでデータが反映されるのもありがたいです。
通知機能
在庫の出入庫時にお知らせが届くのは一般的ですが、アプリによっては在庫がどれくらいになったら発注すればよいのかという計算も自動で行い、通知してくれます。
必要な時にしっかり通知されるのかという点も、在庫管理アプリ選択のポイントとなります。
おすすめの無料在庫管理アプリ6選
それでは、無料で利用できる在庫管理アプリのおすすめをご紹介していきます。
※なお、こちらで紹介する機能や金額に関しては記事執筆当時のものですので、変動していることがございます。ご利用の前にご確認をお願いいたします。
zaico(ザイコ)
zaicoは、クラウド上で在庫を一元管理できる日本国内でも特に人気の在庫管理アプリです。
スマホ・PCからリアルタイムにデータ共有が可能で、バーコード読み取りや写真登録といった現場で役立つ機能も充実。無料プランでは在庫数の登録上限があるものの、小規模事業者やスタートアップには十分な機能が揃っています。クラウド活用によりテレワークや多拠点管理にも強く、成長に合わせて有料プランへの拡張もスムーズです。
ロジクラ
ロジクラは、EC・D2C・物流業者を中心に支持されている在庫・出荷管理に強いクラウドアプリです。
バーコードによる出荷・棚卸・入出庫管理が可能で、AmazonやShopifyなどとの連携にも対応。無料プランでは月間出荷件数が30件までという制限はあるものの、業務効率化に役立つ基本機能は網羅。物流現場の作業者にも使いやすいUI設計が魅力で、拠点が複数ある場合の在庫可視化にも有効です。
クラプロ
クラプロは、在庫・売上・発注・顧客管理をオールインワンで行える中小企業向けクラウド型業務管理ツールです。
無料プランでも基本的な在庫登録や履歴確認、帳票出力が可能で、業務全体の流れを把握しやすい点が特徴。ITに詳しくない方でも直感的に操作しやすい画面設計で、請求書発行などの周辺業務にも対応しています。社内の業務を「クラウドでまとめて管理したい」というニーズに応える万能型アプリです。
ハウメニ(howmany)
ハウメニは、スマホで簡単に在庫数をカウント・記録・共有できる在庫管理アプリで、特にアパレルや小売業などの現場作業に強みがあります。
面倒な表計算や紙管理をなくし、バーコード読み取り機能やカテゴリごとの整理、担当者ごとの記録分けも可能。無料プランでも基本機能が充実しており、現場での在庫棚卸や移動管理をスムーズにします。チームで共有することで在庫の“見える化”も促進できます。
sokolight(ソコライト)
sokolightは、Excelでの在庫管理から卒業したい小規模事業者向けに開発された、シンプルで実用性の高い在庫管理ツールです。
Webブラウザで操作でき、入出庫や在庫変動の履歴が一目で分かる仕様となっており、初めてでも使いやすいのが魅力です。無料プランでは在庫数の登録や基本的な検索・一覧表示が可能で、在庫状況の把握・棚卸・発注補助に役立ちます。費用をかけずに手軽に導入できる点もポイントです。
Tana(タナ)
Tanaは、スマホ1台でサクッと在庫管理ができるシンプルアプリで、店舗や倉庫など小規模な現場向けに最適化されています。
UIが非常にわかりやすく、商品名や数量、カテゴリなどを直感的に入力できる設計。履歴機能で過去の在庫変動も簡単に確認でき、棚卸や入出庫の際にも活躍します。無料でダウンロード・利用できるにもかかわらず、広告表示が少ない点も評価されています。とにかく“今すぐ在庫を記録したい”人にぴったりです。
おすすめの有料在庫管理アプリ6選
続いて有料の在庫管理アプリをご紹介します。有料版では機能が多く、制限もないため業務を円滑に行うことができます。
無料版で限界を感じた場合はぜひ有料版をご利用されることをおすすめします。
Convi.BASE(コンビベース)
Convi.BASEは、物品・備品・在庫・帳票などあらゆる「モノの管理」を柔軟にデジタル化できるクラウド資産管理システムです。
QRコードやICタグを用いた現場管理やスマホ・タブレットとの連携も得意で、棚卸の効率化に強みがあります。在庫管理だけでなく、社内設備や貸出管理など幅広い用途に応用可能。ノーコードで画面設計ができるため、業務に合わせてカスタマイズしやすく、大企業から中堅企業まで幅広く導入されています。
kintone(キントーン)
kintoneは、サイボウズが提供する業務アプリ作成プラットフォームで、在庫管理アプリとしても高い人気を誇ります。
ドラッグ&ドロップで簡単に管理画面やワークフローを構築でき、他の業務と連携した「業務全体の見える化」が実現可能です。クラウド上でのリアルタイム共有や権限設定、多拠点管理にも強く、在庫のほか顧客・売上・発注まで一元化することができます。拡張性が高く、企業の成長に合わせて柔軟にカスタマイズできるのが特徴です。
WelThings(ウェルシングス)
WelThingsは、アパレル・雑貨・EC業界に特化した在庫管理と販売分析に強いクラウド型システムです。
SKU単位での在庫の動きや売上傾向を可視化でき、リアルタイムでの在庫同期や売上予測、棚卸業務まで対応。複数拠点・複数チャネルの在庫を一元管理できる機能もあり、特に成長フェーズのブランドやD2C事業者に支持されています。操作性にも優れており、現場と本部が連携しやすい設計が魅力。試用期間もあり導入ハードルが低い点も好評です。
Square(スクエア)
Squareは、無料プランをベースに高度な有料機能を追加できるクラウド型POS兼在庫管理システムです。
無料プランでもSKU登録や低在庫アラート、複数店舗在庫の一元管理が可能で、月額89ドルのPlusならバーコードラベル印刷や原価管理レポート、マルチロケーション機能が解放されます。リアルタイムで販売データと連携し、商品売れ筋の分析や注文補充に役立つため、小〜中規模店舗が手軽に導入できる点が強みです。
SPIRE POS(スパイア・ポス)
SPIRE POSは、在庫・販売・会計・梱包などを網羅する中小〜中堅企業向けのERP要素を備えたPOSシステムです。
在庫情報の詳細登録や履歴追跡が可能で、財務データと連動して在庫原価計算や発注最適化にも対応。直感的なインターフェイスとスケーラブルな構造を持ちつつ、30日間の無料トライアルで実際の運用感を確認できる点も魅力です
mylogi(マイロジ)
mylogiは、日本発のSCM(サプライチェーンマネジメント)ツールで、特に物流・倉庫管理業務に特化しています。
バーコードスキャンによる在庫追跡や出荷ステータスの可視化に加え、フリート管理(配送車両の追跡)やリアルタイムな出荷分析機能も充実。反復業務の自動化や複数チャネルにわたる在庫フロー可視化により、物流効率を大幅に改善する設計です
アプリじゃなく、PCで操作したい人にはクラウドERP「キャムマックス」がおすすめ
スマホアプリではなく、PCでしっかりと在庫管理や業務全体を管理したいという方には、クラウドERP「キャムマックス」が最適です。
PC操作に最適なUI/UXで作られているので、業務はスマホ操作よりPCで行う方にはおすすめです。もちろんスマホやタブレットでもブラウザを使えば操作も可能です。
キャムマックスは、在庫管理機能を中心に、販売管理・購買管理・財務会計など幅広いバックオフィス業務を一元管理できる国産ERPシステムです。クラウドベースなので、場所を問わずにリアルタイムな在庫状況を把握でき、業務フロー全体の可視化と効率化を同時に実現。特に中小企業や多拠点展開の企業にとって、業務の属人化を防ぎ、データの一元化によるミス削減にもつながるのが大きな魅力です。
この記事を書いた人
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10月より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。