ピッキングもスマホでする時代へ。モバイルピッキング
在庫管理、倉庫管理に必要なハンディターミナル(バーコードリーダー)。皆様はどちらのメーカーをご利用されていますか? また機能のこだわりなどはあったりしますか?
求めれば求めるほどハンディターミナルって高額になっていきます。壊れてしまったり、従業員が増えると買い足しをしていかない といけません。それが5台、10台となってしまうと・・・。
そこで出来る限り、ハンディターミナルの費用を抑えるべく登場したのが、スマホを使ってスキャンが出来るモバイルピッキングです。
どれくらい安くなるのか。使い勝手などご紹介致します。
在庫管理・倉庫管理をアナログからシステム化へ
卸・小売・製造業など常にモノ(商品・製品)を倉庫に保管し出し入れをされていると思います。
そこで流動的になる在庫の管理をシステムで管理をする際に必要になるのがハンディターミナルです。
ハンディターミナルを利用する前提として、在庫管理はERPや在庫管理システムを使う必要があります。
アナログ管理からシステム化するメリット
まず、アナログで行っていた在庫管理をシステム化することで発生するメリットの一例です。
- エクセルなどに入力する業務がなくなるので、人為的ミスが少なくなる。作業スピードもアップ
- ハンディで読み取ったデータがリアルタイムでシステムに送れるので、在庫状況が常に正確にわかる
- 棚卸にも活躍
これらの内容だけでも、在庫管理をシステム化するだけで大きな業務効率アップが期待出来ます。
さらに在庫管理システムがクラウドタイプであると、いつでもどの端末からでもシステムにアクセスが出来き
倉庫の状況を把握できます。
その為、倉庫状況が把握できておらず在庫を多く抱えてしまったり、在庫不足でチャンスロスをしてしまったりといったリスクも軽減出来ます。
デメリット
しかしながらデメリットの部分もあります。
- システム利用料金を払わないといけない
- 使用するハンディが高い
アナログ管理をやめてシステム導入となると、システム導入費用、月々の利用料金などがかかります。 さらにハンディに関して、こちらもベーシックな端末ですと1台20万~と意外と価格が高く、 システム導入費用と併せて考えるともしかすると想定以上の価格で驚かれるかもしれません。
しかしこのようなデメリットを解決できる方法があります。
スマホハンディで在庫管理にかかる費用を抑える
では、今回のテーマ、『スマホでするモバイルピッキング』とはどういったものかをお伝えします。
在庫・倉庫管理をシステム化したいが、ハンディ・バーコードリーダーにあまり費用をかけたくない。
という企業様向けにスマホハンディを活用します。
スマホハンディの特徴
まず、スマホハンディの特徴を、実際のハンディと比較して説明します。これは通常のスマホを 在庫管理用のハンディの代替えとして利用した場合です。バーコードはスマホのカメラ機能で読み込ませます。
いかがでしょうか?
スマホでも充分かな。というレベルですが、比べてみるとやはり普通のハンディの方が性能が良いです。 特にハンディとして重要視する読み取り速度、読み取り範囲が負けています。 しかし、この部分を補える方法があります。
スマホにフィンガースキャナを装着
お手持ちのスマホにスマホ専用バーコードリーダー(フィンガースキャナー)を接続すると本格的なハンディとして スマホが本格的なハンディと変わらないレベルでバーコード情報の読み取りが可能となりシステムに情報を飛ばすことが出来ます。
※モノタロウなどで販売しております。Googleで「フィンガースキャナー」と検索すればHITします
上記の製品は一例ですが基本はハンディよりもかなり安い価格で販売されております。 3万円前後のフィンガースキャナを購入し、中古のアンドロイドスマホなど2万で購入したとしたら 5万円程度でスマホハンディが完成します。
これをスマホと接続することにより、バーコードの読み取り精度、スピードを上げることができますので ハンディと遜色なく活用することが可能となります。
スマホハンディに対応しているシステムを導入
上記の方法で、ハンディ・バーコードリーダーの費用を大きく抑えることに成功出来ますので、 最後はスマホハンディ・モバイルピッキングに対応している在庫管理システムを導入するだけです。
キャムマックスでは、2022年からモバイルピッキング機能は、このようなスマホハンディでも 円滑に業務が行えるように仕様を強化致しました。
またキャムマックスは在庫管理機能だけではありませんので、モバイルピッキングで取得したデータは、 倉庫管理機能、販売管理機能、財務会計機能にまで連携が出来るようになります。
スマホハンディ・モバイルピッキングと相性の良いキャムマックスを是非一度お試しください。
この記事を書いた人
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。