
【2026年おすすめのカートシステム15選】 無料・定期購入・BtoBなどカテゴリー別にご紹介!
ECサイトに欠かせないのがカートシステム。無料で利用できるものから多機能な有料のものまで、さまざまなカートシステムが提供されています。数多くのカートシステムの中から、どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。「値段が安い」「有名なものだから」という理由で選んでしまうと、導入後に思いもよらぬトラブルを招いてしまうかもしれません。
本記事では、これからEC事業をはじめようとしている方、運用をしているカートシステムに不満がありリプレイスを検討している方などにおすすめのカートシステムをいくつか厳選してご紹介していきます。
INDEX
ECカートシステムの基本機能
まずは、多くのECカートシステムに搭載されている基本機能を押さえておきましょう。
商品管理機能
商品管理機能は、ECサイトで取り扱う商品情報を効率的に管理するための機能です。商品名、価格、在庫数、商品画像などの情報を登録・編集・削除できます。また、商品カテゴリやタグを活用して商品の整理や検索がしやすくなります。
カート機能
カート機能は、ユーザーがECサイトで気になる商品を一時的に保存できる便利な機能です。ユーザーが商品をカートに追加すると、選んだ商品のリストが表示され数量の変更や削除が簡単にできます。これにより、ユーザーは複数の商品を買い物かごにまとめて、スムーズな購入体験につながります。
決済機能
決済機能は、ユーザーがカートに入れた商品を実際に購入する際に利用される非常に重要な機能です。ユーザーが使いやすく安心して支払いができるよう、複数の決済方法を提供しています。一般的なオプションとしては、クレジットカード決済、銀行振込、代金引換などが用意されており、ユーザーが自分に合った方法で支払いを行うことができます。
受注管理機能
受注管理機能は、ECサイトに寄せられた注文を効率的に手続きするための機能です。注文の詳細情報や支払状況、配送先などを総合的に管理し注文の進捗を簡単に把握できます。これにより、スムーズな受注処理とお客様への適切な対応が可能になります。
顧客管理機能
顧客管理機能は、ECサイトの利用者情報を管理する機能です。新規ユーザーの登録情報を収集し、既存顧客として再登録することでリピート購入の促進や特定の顧客層に対するセグメント化が行えます。顧客の購買履歴や問い合わせ履歴も参照できるため、より顧客に特化したサービス提供が可能です。
コミュニケーション機能
コミュニケーション機能は、ECサイトと顧客との間で円滑なコミュニケーションを実現するための便利な機能です。問い合わせフォームやチャット機能を設置することで、顧客からの疑問や要望にスピーディに対応できます。さらに、メールマガジンの配信機能を活用することで新着商品やセール情報などを定期的に顧客にお届けすることも可能です。このような機能をうまく活用することで、顧客満足度があがりリピータを作ることに繋がります。
ECカートシステムの主な種類と違い
ECカートシステムは、利用形態や構築方法でいくつかの種類に分けることができます。ここでは、主な5種類についてご紹介いたします。
ECモール
楽天やAmazonといったECモールに出店することで使用できるようになるカート機能です。
登録を行えば簡単に利用できるようになり、知名度のある大型モールに出店すれば集客力も得られる点がメリット。
デメリットとしては、手数料が発生する点やモール内で同一商品や類似商品を扱っている場合に価格競争が起きやすい点などが挙げられます。
ASPカート
ASPカートは、レンタルカートと呼ばれることもある、クラウドタイプのECカートシステムです。
レンタルサーバーもASP会社から提供されるものを使用できるので保守の必要がなく、月額費用も数万円程度に収まることが多く、低コストで運営でき、バージョンアップも随時行われます。
デメリットは、カスタマイズ性が低く事業の成長とともに複雑な業務フローが発生した際に対応できなくなることがあります。
オープンソース型・CMS
ECサイトに必要な機能を備えたオープンソースをダウンロードして、自社のテイストに合ったデザインや追加機能などをカスタマイズして利用する方法です。
メリットとしては、カスタマイズ性も高くカートシステム自体のコストもかからないものもあり、運用の仕方次第ではとても柔軟性があります。
デメリットとしては、自社で構築、運用する場合は、ECの構築だけではなく、サーバーのメンテナンスやシステム自体のアップグレードなどのインフラの対応していかないといけないので、それなりのレベルのSEやプログラマーを採用しないといけません。
外注に出したとしても開発費用や保守費用ASPよりも高くなる場合が多いです。
フルスクラッチ開発
フルスクラッチ開発とは、ECサイトのカートシステムを自社のニーズに合わせて完全に自作する手法です。
カートシステムの全てを独自に開発するため、非常に高いカスタマイズ性とオリジナリティを実現できます。ただし、この開発には多くの人材と高度な技術と時間が必要となり、初期投資や運用コストも比較的高くなる傾向があります。
ECカートシステムを上手に選ぶポイント
では、自社に合ったECカートシステムを上手に選ぶには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?主なチェックポイントは、以下の6点です。
BtoBか?BtoCか?
BtoCであればほとんどのカートシステムが対応しております。
一方、近年はBtoBでもECの裾野が広がっています。主な理由としては、これまで電話やFAXで受注したものを手書きやExcelなどでアナログ管理をしていたところ、DX化をはかるためにそれらの受注を全てウェブで完結しようという流れができてきたからです。そこで「掛け売り機能」や「顧客によって掛け率の変更」などBtoBならではの機能をもったECカートシステムを選ばないといけません。
事業規模はどのくらいか?
想定される事業規模によっても、選ぶべきECカートシステムは変わってきます。
登録できる商品数の上限や、トータルでかかるコスト(初期費用・運用費用)、オープン後の展開(機能追加の必要性の有無)などがそのポイントですが、基本的には大規模になるほどカスタマイズ性の高いタイプ(フルスクラッチやオープンソースなど)が向いているといえます。
利用できる決済手段には何があるか?
ユーザー層によって、好まれる決済スタイルも異なります。
たとえば、銀行決済やコンビニ決済、カード決済などは従来のECサイトで一般的な機能ですが、10~20代がターゲット層のECサイトなら銀行決済の代わりにキャリア決済やキャッシュレス決済が充実していた方が好まれるでしょう。また、BtoBの場合は掛売りの機能が必要でしょう。
情報セキュリティは堅牢か?
金銭の授受が発生するものなので、基本的には、どのタイプのECカートシステムであっても情報セキュリティ対策がなされています。
ただ、やはり、高額なシステムの方が情報セキュリティ対策に注力されている傾向があります。また、リリースされたばかりのシステムの場合、稼働の安定性がわからない部分もあるため、ある程度の稼働実績があった方が安心です。
外部システムと連携できるか?
ECカートシステムには、ECに必要な関連機能が一通り揃っていますが、それぞれの機能をもっと深く活用したい場合は、それぞれ外部システムと連携する必要があります。
たとえば、CRMやMA、在庫管理システムやERP、決済代行サービスなどが該当するでしょう。ECサイトのオープン時点では必要性を感じていなくても、EC事業が拡大する可能性があれば、連携できるシステムが豊富なものを選んでおいた方が良いかもしれません。
商品登録数は充分に確保できるか?
ECサイトが成長するにつれて、商品登録数が増える可能性があります。
そのため、カートシステムが大量の商品情報をスムーズに管理・表示できるかどうかを確認することが重要です。また、商品登録に制限があるか、追加費用がかかる可能性があるかも確認しましょう。
以上をふまえて拡張性の高いECカートシステムを選択することが重要です。
ECカートシステム15選を料金・特徴で比較
ECカートシステムには、初期費用・月額料金が無料で始められるサービスから、大規模ECやD2C、定期通販に対応した高機能なサービスまでさまざまな種類があります。料金だけでなく、対象となる事業規模やカスタマイズ性、受注・顧客管理、外部システムとの連携などを比較することが重要です。ここでは、2026年8月時点で提供されている主要なECカートシステム15製品を比較します。
| システム名 | 主な用途 | 月額料金 | 初期費用 | 料金体系・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| makeshop | 法人向けECサイト構築 | 13,750円~(税込) | 11,000円~(税込) | プレミアムプランと大規模・外部連携向けエンタープライズプランを提供 |
| Shopify | 国内・越境EC | 3,650円~ | 0円 | Basicは年払いで月額換算3,650円。月払いは4,850円。多通貨・多言語や海外販売にも対応 |
| ショップサーブ | 法人向けEC構築・運営 | 25,000円~(税抜) | 30,000円(税抜) | 注文処理手数料などが別途発生。担当者による運営サポートを提供 |
| futureshop | 中規模~大規模EC・オムニチャネル | 27,000円~(税抜) | 22,000円~(税抜) | 商品登録数に応じて料金が変動。2026年8月1日に基本料金を改定 |
| カラーミーショップ | 小規模~中規模EC | 0円~ | 0円~ | フリープランあり。有料レギュラープランは月額4,950円(税込)、初期費用3,300円 |
| BASE | 個人・小規模EC | 0円~ | 0円 | スタンダードプランは月額無料。グロースプランは年払いで月額換算16,580円 |
| STORES ネットショップ | 小規模EC・実店舗連携 | 0円~ | 0円 | フリープランあり。STORESの決済・レジ・予約などと組み合わせて利用可能 |
| おちゃのこネット | 小規模~法人EC | 0円~ | 0円 | 無料のスタートアッププランあり。ベーシックは月額3,960円~(税込) |
| EC-CUBE | カスタマイズ型EC構築 | 0円 | 0円 | オープンソース版のシステム利用料は無料。サーバー、構築、カスタマイズ、決済等の費用は別途必要 |
| W2 Commerce Unified | 中規模~大規模EC・OMO | 非公開 | 非公開 | 1,000以上の機能を標準搭載。料金は公式料金表の資料請求が必要 |
| ecbeing | 中規模~大規模EC | 非公開 | 非公開 | 構築内容や事業形態により料金が変動。料金表は公式サイトから資料請求可能 |
| EBISUMART | 中規模~大規模・高カスタマイズEC | 250,000円程度~ | 3,000,000円~ | 従量課金・固定料金・レベニューシェアなど複数の料金体系を用意 |
| ecforce | D2C・総合通販・定期通販 | 非公開 | 非公開 | 初期費用+月額費用+オプションで構成。具体的な料金は公式資料で案内 |
|
スマレジEC・リピート
旧:楽楽リピート
|
D2C・定期通販・リピート通販 | 49,800円~ | 非公開 | 従量課金なし。事業規模に応じてライト、スタンダード、エキスパートプランを提供 |
| W2 Commerce Repeat | D2C・定期通販・サブスクEC | 非公開 | 非公開 | 定期通販に必要な受注・決済・出荷・CRMなどを標準搭載。料金表は問い合わせ・資料請求 |
ECカートシステムを低コストで始めたい場合は、BASE、STORES ネットショップ、おちゃのこネット、カラーミーショップなど無料プランのあるサービスが候補になります。一方、本格的なEC運営やオムニチャネル、大規模サイトではfutureshop、W2 Commerce Unified、ecbeing、EBISUMARTなども選択肢です。D2Cや定期通販ではecforce、スマレジEC・リピート、W2 Commerce Repeatなど、ビジネスモデルに特化した製品もあります。料金だけではなく、自社の事業規模、必要な機能、カスタマイズ性、外部システムとの連携まで確認して選びましょう。
※情報は2026年8月21日時点で各サービスの公式サイトに掲載されている内容をもとに記載しています。料金が公式Webサイト上で一般公開されていないサービスは「非公開」としています。料金、機能、プラン、提供条件は変更される場合があるため、最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。税込・税抜表記は各社の公式表記に準拠しています。
自社に合ったカートシステムの選び方
自社に合ったカートシステムを選ぶためには、まず自社のビジネスモデルや目標をしっかりと把握することが大切です。その後、自社のニーズに最適なカートシステムの種類を見極め、それぞれのカートシステムが提供する機能やサービス、価格などを比較検討することが重要です。
ビジネスニーズに合わせたカートシステムの選択(必要な機能の確認)
自社のビジネスニーズにぴったりのカートシステムを選ぶために、必要な機能をしっかり確認することが大切です。商品管理やカート機能、決済機能、顧客管理など、ECサイト運営に不可欠な機能をリストアップしてみましょう。そして、将来的な成長を見据えて、拡張性やカスタマイズ性も考慮しましょう。
価格と性能のバランス
無料のカートシステムも存在しますが、制約や機能不足によって適切な運用が難しい場合があります。ですので、予算内で必要な機能を備えた有料のカートシステムを選ぶことで理想のECサイトの運営に繋がると言えるでしょう。
スケーラビリティとトラフィックへの対応
カートシステムが高いトラフィックに対応できないと、サイトの動作が遅れたり、エラーが発生する可能性があります。また成長に伴い商品数や顧客の増加や機能の拡張を行う場合も想定しておきましょう。将来のビジョンを持ち、トラフィックや機能拡張に柔軟に対応できるカートシステムを選ぶことが大切です。
ECサイト以外にも楽天などのモール、実店舗運営もするならオムニチャネル対応の「キャムマックス」がおすすめ

今回ご紹介したカートシステム以外にも楽天、Yahoo!ショッピング、Amazon、ZOZOTOWNなどのモール型のショップもあります。
ECサイトは手軽に始められるようになったこともあり、インターネット上で複数店舗を運営する企業様も増えてきています。さまざまなユーザー層を獲得するための販路拡大施策としては大変良いのですが、在庫管理や販売管理などの業務が増えてしまい、バックヤード業務が煩雑になってしまいます。
そのような場合は、オムニチャネル対応の在庫管理、販売管理が出来るERPの導入がお勧めです。
中小企業のためのクラウドERP「キャムマックス」なら、こちらで挙げたカートシステム、ショッピングモール以外にも、BotB対応している「Bカート」、実店舗のPOS連携「スマレジ」、倉庫管理システムの「イー・ロジット」「ロジザードZERO」「クラウドトーマス」との連携が可能です。
ほかにもさまざまな送り状システム、決済システムと連携が可能です。
また、各カートシステム、楽天、yahoo!ショッピング、Amazon、実店舗など複数店舗の運営業務をサポートできる機能が兼ね備わっています。
この記事を書いた人

株式会社キャム 代表取締役CEO
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10月より取締役CFOとして株式会社キャムに参画。
その後、2021年9月より取締役COOに就任し、2026年6月より現職。




