受注管理システムのおすすめ5選-機能や選ぶポイントまで徹底解説
受注管理システムはお金がかかると敬遠しているケースも多いですが、導入費用や運用費用などクラウド型の受注管理システムではそこまで高額になりません。今回の記事では、おすすめの受注管理システムをご紹介いたしますので、受注管理効率改善の一つにぜひ参考にしてください。
目次
受注管理とは?
お客様から受けた商品やサービスの注文から、出荷するまでが「受注管理」の業務範囲です。
受注して終わりということではなく、滞りなくお客様に商品やサービスをお届けするまでが仕事と言っていいでしょう。
受注管理の具体的な業務内容は、以下になります。
- 見積書作成
- 契約書作成・締結
- 受注伝票作成
- 在庫確認
- 納期調整
受注管理を効率よく行うには
このように、受注管理は書類の作成から在庫の管理まで多岐にわたるため、手書きはもちろんのこと、手作業で行うのは大変です。
受注管理を効率よく行うために活用されている方法をご紹介します。
エクセルで受注管理ツール作成
無料受注管理の代表と言えばエクセルです。
エクセルやスプレッドシート、アクセスで受注管理表を作成するには、一から作成するよりもテンプレートを利用する方が楽です。
とは言え、作り方などを調べて業務に合わせたカスタマイズする必要もありますし、関数を使えないと作業量が多くなってしまうのが難点です。
受注管理システムやアプリを活用する
近年、ECサイトの急速な成長などを踏まえ、煩雑化する受注管理を効率化しようと、多くの受注管理システムやアプリがリリースされています。
エクセルだと無料でお金もかかりませんが、実際は入力作業が多く、手書きよりはいいかなというくらいではないでしょうか。
また、受注管理システムの中でも無料で導入できるものもありますが、機能制限があるケースもあります。
せっかくシステムを導入して効率化したかったのに、結局余計な手間がかかってしまうということも。
受注管理システムやアプリの選び方
受注管理システムやアプリを導入する際には、何をポイントに選んだらよいのでしょう。
受注管理システムやアプリの選び方のポイントは以下になります。
- 価格
- 機能
- タイプ
- サポート
まず第一に価格です。もちろん無料、有料でも安い方が良いに越したことはないのですが、無料受注管理システムやアプリの場合、受注件数に制限があることがほとんどです。
そのため、無料だと企業のビジネスとして使用するには、件数が不足してしまう可能性が高いです。
機能は、自社のニーズに応じて選択することになるでしょう。多くの受注管理システムやアプリは基本機能を備えていますが、他システムやサービスと連携できるかどうかをよくチェックしてください。
タイプというのはシステムやアプリの提供方法を指します。少し前までは、パソコンにインストールして使用するソフトウェアの形態が主流でしたが、最近はクラウド型と言ってインストール不要のタイプが主流になっています。
インターネット環境とPC、スマホ、タブレットなどの端末さえあれば、どこでも利用できるのがクラウドタイプの受注管理システムです。
サポートの有無や内容もよく確認が必要です。せっかくシステムやアプリを導入しても、使い方がわからずに、うまく活用できなければ意味がありません。
必要なサポートが、自社にふさわしい方法で提供されているかどうかをチェックしてください。
受注管理システムやアプリを導入するメリット
受注管理システムやアプリを導入すると、どんな利点があるのでしょうか。
工数削減
まず、電話で注文を受け、手書きで受注管理を行っているという場合には、受注管理システム・アプリを導入するとこれらの作業がなくなります。
ネット上で注文を受け、それが自動でデータ化されるようになるからです。
これにより、人為的なミスもほとんどなくなるため、時間短縮につながりますし、受注管理システムを導入した結果として人件費が大幅に削減されます。
他部署との連携や共有
受注管理システムやアプリの場合、すでに使用している他部署のシステムなどと連携が可能なことが多いです。
例えば物流との連携で、受注からお届けまでの時間が短縮できるほか、会計との連携で決済まで一気に自動化が可能です。
こうした連携は、導入するシステムやアプリによって可能かどうか異なりますが、仮に連携できないとしても、データが社内で共有できるため、確認がスムーズになります。
おすすめの受注管理システムとアプリ5選
それでは最後に、おすすめの受注管理システムやアプリをご紹介します。
キャムマックス
キャムマックスは、受注だけでなく、売上から入金まで一連の販売管理にしっかり対応しているクラウドシステムです。POSレジとも連携でき、特に複数のECサイトや実店舗をお持ちの中小企業におすすめです。
価格 | 初期費用 月額1か月利用料 月額利用料 基本料金5万円+ライセンス利用料2万円(1ライセンス) ※1ライセンスにつき5アカウント分のID発行 オプション利用の場合オプション費用 |
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基本機能 | 販売管理、購買管理、在庫管理、財務会計 ECカート・モール・WMS・POSなどとの連携 |
タイプ | クラウド |
サポート | 無料:メール・電話 |
NEXT ENGINE
ECサイトの運営から生まれたというシステムです。基本機能以外はオプションで専用アプリを導入する形になっていて、料金も400件を超えた分だけ従量料金制なので、受注件数が少ないという場合におすすめです。
価格 | 初期費用 なし 月額利用料 受注件数400件まで基本料金1万円 400件以上は件数に応じて+従量課金 有料オプション利用の場合オプション費用 |
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基本機能 | 受注管理、在庫管理 |
タイプ | クラウド |
サポート | 無料:メール・電話 |
CROSS MALL
ネットショップの一元管理を行うことができるシステムです。初期費用はかからず、扱う商品点数の月額料金と利用するECサイトの数の掛け合わせによって料金が決まる仕組みです。
価格 | 初期費用 なし 月額利用料 スーパーライトプラン(1,000点まで)5,000円xサイト数 プラン1000 (1,000点まで)9,000円xサイト数 プラン3000 (3,000点まで)14,000円xサイト数 プラン5000 (5,000点まで)18,000円xサイト数 プラン15000 (15,000点まで)23,000円xサイト数 |
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基本機能 | 受注管理、在庫管理、発注・仕入、注文分析 |
タイプ | クラウド |
サポート | 無料:メール・電話 有料:訪問 |
アシスト店長
アシスト店長は、顧客管理を含むECサイトの一元管理システムです。有料オプションとなりますが、ステップメールやDMの送信もしてくれるほか、顧客対応もおまかせすることができるので、きめ細かな対応をしたいけれど人手不足といった企業におすすめです。
価格 | 共用サーバープラン 初期費用 50,000円 月額利用料 受注件数1,000件まで25,000円 1,001件からは+受注件数ごとの従量単価 オプション利用の場合オプション費用 |
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基本機能 | 受注管理、在庫管理、顧客管理 |
タイプ | クラウド |
サポート | 無料:メール・電話 |
Robot-in
多店舗の受注をまとめて管理できるシステム。導入や初期設定の簡単さと、専任サポートが自社に合わせてカスタマイズしてくれるのが特徴です。RMS Service Square限定プランなら初期費用も無料なので、楽天市場に出店しているならおすすめです。
価格 | RMS Service Square限定プランの場合 初期費用 なし 月額利用料 受注件数による従量料金制 200件まで3,000円 201~300件 6,000円 301~400件 9,000円 401~500件 12,000円 501件~ 15,000円 |
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基本機能 | 受注管理 |
タイプ | クラウド |
サポート | 無料:メール・電話 |
受注管理システムに任せて業務効率化!さらには基幹業務と一元管理がおすすめ
個人事業や小規模企業の場合は、人手やリソース不足で受注管理もままならないという状況もありますが、そんな時こそシステム活用が非常に有効です。
何しろそれまで人が行っていた、受注に関する入力や作業を自動でやってくれるので、時間短縮に直結します。
さらに、物流や会計、顧客管理とも連携されていれば、事業全体の効率化や生産性の向上に大きく貢献します。
受注管理システム導入をお考えで、在庫や顧客の管理も一緒にしたいという場合には、ぜひ一度キャムマックスへご相談ください。
この記事を書いた人
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。