ネットショップとは?ネットで商品を売る前に知っておきたい3つの事
ネットショップを開業してみたいけれど、どうしたら成功できるのか教えて欲しい!という方のため、これは押さえておいて欲しいという3つのことをお伝えします。数あるネットショップの中で生き抜くためには開業前からしっかり準備していきましょう。
目次
ネットショップとは
「ネットショップ」は、「インターネットショップ」を短くした言葉で、インターネット上での店舗という意味です。
現在ネットショップは日常的に多くの方が利用していますが、楽天市場やYahoo!ショッピングが誕生したのは90年代後半です。
それまで実際にお店に足を運んでモノを買うというのが一般的でしたが、ネットショップの誕生により、インターネットに接続できればどこからでも購入することが可能になりました。
ネットショップと近い意味を持つ用語
ネットショップと同じようなお店でも、呼び名が違うことがあります。ネットショップと何が違うのか、これらの用語について見てみましょう。
ECサイト
ECは、英語で”Electronic Commerce”(電子商取引)の頭文字をとったもので、ECサイトは電子商取引を行うWebサイトということになります。
消費者の側から見ればネットショップと同じですが、モノを販売する側から見ると、会社のホームページとは違い、モノを売るサイトであるという認識になります。
ネット通販
「通販」というのは「通信販売」の省略形ですが、この「通信」の中にはネット以外に電話やFAX、郵便といった手段が含まれます。
実際ネットショップが生まれる前は、これらの通信手段で販売が行われていました。
ネット通販は、「インターネットによる通信販売」と言い換えることができます。
オンラインショップ
オンラインショップは、「オンライン」つまり「インターネットにつながっている」お店を意味します。
ネットショップと同義語になります。
ECモール
「モール」は英語で”mall”(商店街)を意味しています。
そのため、ECモールはネットショップに似ていますが、若干意味が異なる用語です。
実店舗でも近年は大型ショッピングモールが各地にオープンしているように、ネット上にある店舗の集まり、具体的には楽天やAmazonなどをイメージすればわかりやすいのではないでしょうか。
ネットショップを開業する前に知っておきたい3つの事
このように様々な呼び名がありますが、ここでは「ネットショップ」で統一してお伝えしていきます。
ネットショップを開業する場合に知っておきたいのは、以下の3つです。
・ネットショップ開業のメリット
・ネットショップ開業のデメリット
・ネットショップ開業におすすめのツール
さっそくそれぞれを詳しく確認していきます。
ネットショップ開業のメリット
ネットショップを開業しようかなという時、一番知りたいのはメリットではないでしょうか。実際の店舗と比較してたくさんのメリットがあります。
時間、場所を問わず販売可能
ネットショップ開業の最大のメリットは、時間や場所を選ばないという点です。
近年、特に地方では人口減少などにより実店舗の集客が難しくなっていますが、ネットショップなら全国区で集客が可能です。
また、問い合わせこそ営業時間の設定が必要でも、注文に関しては24時間受けることが可能です。
販売スタッフは不要
時間を問わず開業できるのがネットショップのメリットですが、そこにはスタッフの存在が大きくかかわってきます。
実店舗の場合は、接客のためにスタッフが必要です。
ところが、ネットショップは接客そのものが不要で、注文があれば決済は同時に行われることがほとんどですし、サンクスメールも自動で送られるなど、多くの作業が自動化されます。
少額の開業資金
実店舗を開業するには、自分で物件を持っていない限り家賃が発生します。敷金・礼金もありますし、店舗の外装や内装にこだわる場合には、多額の資金が必要です。
一方、ネットショップならそこまでの資金はかかりません。
自社独自で運営する場合には、レンタルサーバーやドメインなども月額で支払いが可能です。
ECモールに出店する場合には出店料が必要になりますが、首都圏中心部に店を構えるよりはずいぶん少額と言えるでしょう。
ネットショップの利用者激増中
何より、ネットショップは全国からお客さんを集めることができるのがメリットですが、このお客さん自体も年々増加の一途をたどっています。
中には、「今から開業しても遅いのでは」と考える人もいるかもしれませんが、ネットショップの利用者はまだまだこれからも増えていくと言われています。
ネットショップ開業のデメリット
このように、ネットショップの開業には多くのメリットがありますが、克服すべきデメリットも存在します。
Web知識が必要
これについては、実店舗でも同じでしょう。スタッフに全て丸投げしてノータッチでは、売上が上がるわけがありません。
様々なECモールやネットショップ開業支援などが存在しますが、やはりある程度ネットショップの仕組みや運営について知識が必要です。
すべて外部に丸投げしてしまうと、手数料だけがかさんでしまうでしょう。
顧客とのコミュニケーション不足
ネット上の数あるショップとの差別化という点で、顧客サービスが十分に行えないというのもデメリットと言えます。
実店舗ならば、常連さんなどとコミュニケーションをはかることで「またあのお店に行きたい」ということもあるでしょうが、ネットショップではなかなかそうもいきません。
ライバル店が多い
ネットショップの利用者は増える一方ですが、やはりどのショップも全国区で戦うため、競合が増えることになります。
ネット上でいかに自社のショップを選んでもらうかというところでは、厳しくなってきていると言えるでしょう。
ネットショップ開業におすすめのツール
それでは、ネットショップ開業を成功させるためにはどのような方法で進めていくのが良いのでしょうか。
ツールを活用してしっかり管理していくことが、ネットショップ開業を成功させるポイントです。
カートシステム
ネットショップ開業の方法は色々ありますが、まずスムーズな運営のカギとなるのは決済です。
いくら見た目が素敵でデザイン性の高いネットショップでも、決済方法が限られていたり、操作が面倒だと注文をやめてしまうこともあるでしょう。
その点、優れたカートシステムを導入することで、お客さんも快適にショッピングを楽しむことができます。
ネットショップ管理システム
「ネットショップ管理システムって何?」と思う方もいるかもしれませんが、ネットショップに連携して受注から納品まで、またその先のデータ分析などを行うシステムです。
自社サイトであれば、ネットショップに関係するあらゆる業務は、スタッフの手によって行われることが多いですが、ECモールに出店している場合でもある程度は自社でこなす必要が出てきます。
管理システムを導入すると、こうしたネットショップにかかわる業務を自動で行うことができるため、わざわざ人を雇う必要もありませんし、発送までの時間も短縮できます。
EC立ち上げまでにチェックしておくポイント
ECを立ち上げる前にチェックしておくポイントをまとめましたのでご活用ください。
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様々なカートシステムや物流にも対応しているほか、実店舗や複数ショップでの運用も可能です。
ネットショップ開業を成功へ導くためにも、ぜひ一度キャムマックスまでご相談ください。
この記事を書いた人
下川 貴一朗
証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。