サブスクとは?意味や利用するメリットなどをわかりやすくご紹介
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サブスクとは?意味や利用するメリットなどをわかりやすくご紹介

サブスクとは、サブスクリプションの略語です。一定期間に決められた金額を支払い、その中で提供される商品やサービスを利用することを意味します。モノやサービスを所有することから利用することに消費者の関心が移っている流れを受け、サブスクを提供する会社も急増しています。

サブスクとは?


サブスクとは、英語の「サブスクリプション(subscription)」を省略した形で、元々は新聞や雑誌の定期購読のために定額を支払うことを意味していました。


現代において「サブスク」は、定額料金を支払った期間中に商品やサービスを使い放題できるという意味も含まれます。


ただし、サブスク提供会社によってサービス内容が異なります。これについては下記「サブスクの種類」で詳しく説明していますのでご覧ください。


サブスクの種類

サブスクの支払いはほとんどが定額制ですが、商品やサービスの提供方法にはいくつかの種類があります。


固定型サブスク

従来の意味で使われるサブスクリプションは、この固定型です。

定期的に新聞や雑誌を決められた数で購入、もしくは利用するタイプのサブスクです。


従量型サブスク

上記の固定型と似ていますが、数量によって支払額が異なるタイプのサブスクです。


月に1度か1週間に1度といった頻度や月に1個か2個かといった数量などによって金額が変わります。


無制限型サブスク

決められた期間内ならサービスを使い放題というサブスクです。

例えば音楽配信サービスなどは、月額料金を支払えば全ての曲を聴くことができます。


代表的なサブスクサービス

近年多くの人が利用しているサービスも実はサブスクだったということが増えています。代表的なサブスクサービスをピックアップしてみます。


音楽・動画・ゲームなど

音楽や動画配信サービス、ゲームでは、月額料金を支払えば見放題、聴き放題、プレイし放題といったサブスクが増えています。


Spotify

無料で世界中の音楽を聴くことができますが、有料会員ならオフライン再生可能や広告無しなどの特典が得られるようになります。


Netflix

月額料金を支払えば動画コンテンツが見放題のサブスクサービスです。他の動画ストリーミングサービスと比較してオリジナルコンテンツが豊富なのが特徴です。


Nintendo Switch Online

Nintendo Switchユーザー向けのオンラインサービスで、任天堂が過去に発売した様々なゲームをダウンロードしてプレイすることができるほか、任天堂が提供するスペシャルオファーにアクセスすることができます。



ソフトウェア

ソフトウェアも従来のインストール型からサブスクで利用するタイプに変容しつつあります。例えばMicrosoft Officeがわかりやすい例でしょう。


今までならパソコンにソフトが入っている、もしくは別売りのものをインストールするという方法が主流でしたが、Office 365では月額料金などを支払えばインターネットを経由して使い続けることができるサブスクタイプに変わっています。


Microsoft 365

オフィス向けのサブスクリプションサービスで、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、AccessなどのMicrosoft Officeアプリケーションが含まれているほか、1人あたり1TBのOneDriveクラウドストレージが付属しています。


Adobe Creative Cloud

Adobe社が提供するクリエイティブ向けのサブスクリプションサービスで、Photoshop、Illustrator、InDesign、Premiere Pro、After Effects、Acrobat Pro DCなどのアプリケーションが含まれています。


Google Workspace

クラウドベースのビジネス向けサービスで、オンラインで作業できるGoogleドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションなどがシームレスに連携しており、メールやカレンダーの予定をドキュメントに取り込むなど、効率的な作業が可能です。


インテリア、家電、洋服など

生活スタイルの変化によって入れ替えが必要になることの多い家具や家電なども、サブスクの導入で手軽に試すことができるようになりました。


買い切りの場合は高額になりますし、引越しの際には運ぶにしても処分するにしてもお金がかかりますから、サブスクはモノを増やしたくないという人が増えた昨今の流れにマッチしたシステムと言えるでしょう。


CLAS

家具や家電のレンタルをサブスクにしたサービスで、単品からインテリアのトータルコーディネートまで月額料金でレンタル可能です。

エアークローゼット

エアークローゼットは、月額料金を支払うことで洋服のレンタルができます。料金には配送料やクリーニング代も含まれており、追加料金は一切ありません。


理美容院、ジム、オフィスなど

サブスクは、インターネットを使うサービスだけではありません。

月額料金を支払って洗髪し放題だったり、ジムに通い放題だったりというサービスも登場しています。


Viday

月額料金で美容室、エステ、ジムなどに通い放題のサブスクリプションサービスです。基本料金で3つのサービスまで利用可能です。


OFFICE PASS

全国各地のシェアオフィスを月額料金で利用し放題のサブスクサービスです。サブスク以外にも10回分の回数券があるため、試した上で定額使い放題プランに変更することもできます。


サブスクのメリット


サブスクを利用する側のメリットは以下になります。


予算を決めやすい

月額料金制のサブスクの場合は毎月決まった額を支払えば良いので、予算管理がしやすくなります。


特に企業が何らかの商品やサービスを導入する場合、予算を決めてそれがいつ回収できるのかといった見通しも必要となるため、定額だとわかりやすいです。


便利

従来であれば商品やサービスを購入する際に自ら出向く、もしくはネット上で決済を行うなどのアクションが必要でしたが、サブスクの場合は一度契約すれば自動で更新されるケースが多いため、何もせずに継続利用できます。


手軽に試せる

サブスクの場合は利用する商品やサービスはもちろんですが、付随する機能などが各社で異なるため、これらを試してみる機会として有効です。


商品やサービスを購入しても、使い勝手が良いか短期間ではわからないことも多いため、サブスクで試すことができるというのは大きなメリットになります。


サブスクのデメリット

メリットの多いサブスクですが、デメリットについても考えてみました。


利用状況に関係なく費用が発生する

サブスクの場合は必ず定期的に商品が送られてくるようなものもありますが、聴き放題の音楽配信サービスなどの場合は、自ら積極的に利用しない限り支払った料金がムダになってしまいます。


不要な機能や商品も含まれていることがある

これもサブスクの種類によって異なりますが、パッケージとして提供されている場合には、基本的に自分が欲しい内容だけを選んで購入することができません。


業務管理システムもサブスクの時代に

代表的なサブスクサービスのところでもお伝えしたように、ソフトウェアのサブスクが急増しています。


こうした中、企業の業務管理を行うシステムも従来のインストール型からサブスクが中心になってきました。会計システム在庫管理システムなどがその例です。


サブスクの業務管理システムのメリット

サブスクの業務管理システムの多くはクラウドを利用していることがほとんどです。クラウドは、インターネットの環境が整ってさえいれば、どこからでもアクセスできるのが特徴です。


月額や年額を支払えば、面倒なメンテナンス作業も無いというのも利用者が増えている理由です。


サブスク型顧客管理システム(CRMなど)

顧客管理システム(Customer Relationship Management System、CRMシステム)とは、企業が顧客との関係を構築・強化するためのシステムです。


顧客とのやりとりやビジネスの取引履歴、顧客の嗜好や関心、問い合わせ内容などのデータを収集、保存、分析することができます。


Salesforce Customer 360(株式会社セールスフォース・ジャパン)

Salesforce Customer 360は、Salesforceが提供する統合型の顧客管理プラットフォームで、マーケティング、営業、コマース、サービス、ITの各部門のデータをまとめて管理します。


各プランごとに利用できる機能と月額料金が決められており、一人当たりの月額料金が人数分加算されていく方式です。


Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)

Zoho CRMはクラウド型の顧客管理システムで、営業支援やマーケティングオートメーション、分析機能が充実しています。


データストレージの容量と機能によって4つのプランに分かれており、利用者一人に対する月額料金を支払う形です。



GENIEE SFA/CRM(株式会社ジーニー)

GENIEE SFA/CRMは、シンプルな入力画面が特徴の顧客管理システムです。


商談管理、名刺管理、グラフ作成などの機能が含まれており、外部ツールとの連携で生産性の向上を図ります。


利用可能な機能ごとに分かれた各プランは10名分の月額料金制で、人数が増える場合には別途一人当たりの金額を加算していく仕組みです。



サブスク型ECカートシステム

ECカートは、元々あるサイトにリンクさせるもしくはテンプレートを利用することで簡単にECサイトを作ることができるツールで、主に商品を並べて決済を行うまでを担っています。


クレジットカード決済などに対応する場合には、決済ごとの手数料はかかりますが、基本機能に対しては月額料金での請求がされるECカートをご紹介します。


STORES(STORES株式会社)

月額料金無料から始めることができるのが特徴のネットショップ開設ツールです。決済手数料以外で売り上げにかかる手数料も無料です。


実店舗とECサイトを連携させることができるほか、サービス業の場合でも店頭のPOSレジを使用することができます。


Shopify(Shopify Inc.)

オールインワンのECサイト構築プラットフォームで多通貨多言語に対応しており、グローバルにECサイトを展開したい企業には特におすすめです。


月額料金制でテンプレートを利用できるほか、カスタマイズも可能です。



BASE(BASE, Inc.)

初期費用も月額も無料で始められるカートシステムですが、売り上げ手数料がかかる仕組みです。


グロースプランなら固定月額料金で売り上げ手数料が安くなるため、取引件数が多い企業におすすめのプランです。



サブスク型基幹システム・ERPシステム

企業内で行われるあらゆる業務を一か所にまとめることのできる基幹システムERPシステムも、月額料金で利用できるようになってきています。


SMILE V Air(大塚商会)

販売管理・会計管理・人事給与管理をそれぞれ単体で利用することができるだけでなく、情報系システム「eValue V Air」と連携させることも可能な業務基幹システムです。


料金体系は公開されていないため、問い合わせが必要です。



GLOVIA きらら(富士通)

販売・会計・人事給与3つの業務を統合して利用できるクラウド型統合基幹業務アプリケーションです。


3つの各アプリケーションはそれぞれ月額料金が固定で、これらを単体でも組み合わせでも利用可能です。

サブスクの業務管理システムならキャムマックス



キャムマックスは中小企業向けに作られた月額で利用できる業務管理システムです。


しかも生産管理から販売管理、会計まであらゆる業務を一元化できるようになっているため、複数のシステムを併用する必要がありません。


誰でも簡単に操作できるように設計されており、すぐに導入が可能です。


サブスク型の業務管理システムに興味があるという企業様はぜひ一度ご相談ください。


この記事を書いた人

ライター
株式会社キャム 取締役COO

下川 貴一朗

証券会社、外資・内資系コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経て、2020年10より取締役CFOとして参画。 マーケティング・営業活動強化のため新たにマーケティング部門を設立し、自ら責任者として精力的に活動している。

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